グループ

カートの中身を見る

カートの中に商品はありません

メールマガジン

メールアドレスを入力してください。


  • ・読むとプレゼントが当たるチャンス
  • ・水草育成コラムの配信
  • ・送料無料など読者限定セール
  • ・読者限定クーポン券
  • ・読者先行新入荷商品のご案内

モバイル

売れ筋商品

Feed


 水草が本来の自然条件と同じように水槽内で美しく育てるにはいくつかのポイントがあります。水草は水中で育成するものの基本的には陸上植物と同じです。陸上植物と同じように、生きていくための環境(水質)、植物を作り上げる栄養分を作る光合成に必要な二酸化炭素(CO2)と光(照明)、土(底砂)、肥料の補給、水質の維持に必要な濾過(フィルター)や水換えなどが重要です。ここでは水草を美しく育てるために各項目について解説していきます。

   

 陸上植物と大きく異なる環境に水草は空気ではなく水に囲まれて生活をしていることがあります。ですから、水質は水草が元気よく育つのに非常に重要な役目を持っています。水草が大きく影響を受ける水質にはpH(水素イオン濃度)と硬度という指標があります。
 pHとは水素イオン濃度のことです。数値は0〜14まであります。pH7.0がちょうど真ん中の中性です。数値が小さくなればなるほど酸性度は高くなります。逆に大きくなるほどアルカリ性に傾きます。多くの水草の好むpH(水素イオン濃度)は弱酸性から中性です。
 硬度にはKH(炭酸塩硬度)とGH(全硬度)があります。KH(炭酸塩硬度)は炭酸水素イオンと結合しようとしているカルシウムイオンとマグネシウムイオンの濃度のことです。総硬度の内の炭酸塩が溶解して生じた炭酸水素イオン濃度のことを意味しています。硬度が高くなるとアルカリ性に傾く傾向にあります。GH(全硬度)は別名「総硬度」とも呼ばれ、カルシウムイオン(Ca2+)とマグネシウムイオン(Mg2+)の総和量を示す値です。水草育成時は低硬度の方が適していると言われています。GH(全硬度)が高くなると、水草の育ちが悪くなったり、あるいはコケの繁殖につながります。水草の働きが弱くなり、栄養分の吸収が弱くなるためと考えられます。ヨーロッパの方では、硬水のところも多いですが、日本は軟水であり水草育成の点では非常に恵まれた環境です。基本的に南米系の水草の多くは硬度が高いことを嫌います。また、特に甲殻類(エビなど)にとってはGH(全硬度)が重要であると考えられています。極端にGH(全硬度)が低い環境では脱皮不全などを起こしやすいと言われています。ただし、高GH(全硬度)も生体にあまりよくないとも言われており、水草を含む環境下では1〜10GH程度が最適なのではないかと考えられます。基本的に市販されているソイルは硬度を下げます。硬度をあげるために珊瑚礁を水槽に投入したりします。
 pH(水素イオン濃度)と硬度、二酸化炭素(CO2)は相互に関連しています。1、pH(水素イオン濃度)一定下で二酸化炭素(CO2)を増やすと硬度が高くなります、2、硬度一定下で二酸化炭素(CO2)を増やすとpHが徐々に下がっていきます、3、二酸化炭素(CO2)の溶存量一定下で、硬度が徐々に高くなるとpHが徐々に高くなります。このような関係から、水の硬度が高くなるとpHがアルカリ生に傾く傾向にあり、多くの水草が好む弱酸性とはなりません。一方で、二酸化炭素(CO2)を増やすと弱酸性の水になりやすい傾向にあり水草が好む環境を作りやすい傾向にあります。これらの水質を計測する器具として、pH(水素イオン濃度)には簡易式の試験紙や試薬、電子式のpHメーターがあります。簡易式は安価ですが手間がかかります。電子式は高価ですが、数値をデジタルですぐに示してくれますので使い勝手がよくおすすめです。また、二酸化炭素以外にpH(水素イオン濃度)をアップさせたり、ダウンさせたりする商品もあります。



 水換えは、基本的に1週間に1度、水槽内の水の1/4程度行いましょう。また、水を水槽から取り出す際に、底砂も掃除できるホースを用いると便利です。水槽に投入する水はカルキで塩素を抜き、水槽内の温度に近いもので行ってください。pHメーターで水質を調べpH6.0を切るようであれば水換えを必ず行いましょう。pHが6.0を切る状態で、二酸化炭素(CO2)を添加した場合さらに酸性側に傾き、水草や生体の生存許容範囲を超えてしまいます。また、長期間水換えを行わないとコケの発生につながります。

   
 
1. 二酸化炭素(CO2)とは
 自然界では陸上でも水中でも二酸化炭素(CO2)は豊富に存在しています。しかし、水槽内では不足します。水草の種類によっては二酸化炭素(CO2)が少なくても育つ丈夫な種もありますが、多くの種は二酸化炭素(CO2)を添加しないと育たない、もしくはより綺麗に育てるために必要です。ですから、器具を使って強制的に二酸化炭素(CO2)を添加してあげることが必要になります。

2. 器具
 二酸化炭素(CO2)を強制的に添加するには、二酸化炭素(CO2)を供給する二酸化炭素(CO2)ボンベ、拡散させる器具、二酸化炭素(CO2)ボンベと拡散させる器具をつなぐチューブ、二酸化炭素(CO2)ボンベの開閉部分につなぐレギュレター(拡散筒を使った自然添加には不要)水の逆流を防止する逆流防止弁などが基本的に必要になります。選ぶ視点は、二酸化炭素(CO2)ボンベと拡散器の形態で大きく分かれます。
 二酸化炭素ボンベ(CO2)の種類には、「簡易型二酸化炭素(CO2)ボンベ」、「簡易型二酸化炭素(CO2)発生器具」、「小型高圧二酸化炭素(CO2)ボンベ」、「業務用二酸化炭素(CO2)ボンベ」があります。

簡易型二酸化炭素(CO2)ボンベ:入門者用です。メリットは器具が非常に安価で購入ができます。デメリットは、ボンベの容量が少なく、ランニングコストが非常に高くつきます。また、二酸化炭素(CO2)の供給にボンベを手動で押さなければならない、供給量の調整が難しいなどのデメリットがあります。

簡易型二酸化炭素(CO2)発生器具:容器内でイースト菌による発酵をさせ二酸化炭素(CO2)を発生させます。メリットは、イースト菌はスーパーなどで販売されているため入手が容易です。また、器具もペットボトルやエアチューブなど専用でなくても可能です。また、初期費用が安価です。デメリットは、季節により供給量がまばらになる、量の調節ができない、見た目が汚い、夜間とめることができないなどです。

小型高圧二酸化炭素(CO2)ボンベ:二酸化炭素(CO2)が高さ10cmほどの高圧容器に詰められています。水草育成を綺麗に簡単に行いたいならこのタイプがおすすめです。メリットは、デザイン的にもすっきりしていて省スペースで小型水槽から大型水槽まで用いることができます。供給量の調整も容易で、オプションのパーツの組み合わせも多彩なので、自分の水槽に適したセッティングが可能です。自動供給もできるため日々手間がかかりません。デメリットは、レギュレター、拡散器、耐圧チューブなどがセットになったものを購入することが多く初期コストが高くなってしますことです。最初はお金がかかりますが、数ヶ月〜数年使いますのですぐに割安になります。当店で初心者におすすめのセットを販売していますので「二酸化炭素(CO2)器具」のところを参照ください。

業務用二酸化炭素(CO2)ボンベ:ビールのサーバー用に使われている緑色のボンベです。ミドボンと呼ばれています。長期間使用する場合はこの業務用のボンベがお得です。メリットは通常の使用であれば、5年くらいは持つのでかなり経済的です。レギュレターは専用のものが市販(当店でも販売)されています。小型ボンベより非常にお得です。供給量の調整も容易で、オプションのパーツの組み合わせも多彩なので、自分の水槽に適したセッティングが可能です。自動供給もできるため日々手間がかかりません。また、複数の水槽への添加も容易です。デメリットは、ボンベが非常に大きく収納スペースに困ることや初期導入コストが高いことです。酒屋で入手可能ですが、その選び方は、レストランと取引しているところ、チェーン店などの大きなお店がいいでしょう。価格の相場ですが、保証金として5,000円(ボンベ返却時に返金されます)、二酸化炭素(CO2)ボンベ代として2,500円くらいなのでかなり安いことがわかるでしょう。多くの店にはありますので何件か聞いてみて一番安いところになされるといいでしょう。

簡易型二酸化炭素
(CO2)ボンベ
簡易型二酸化炭素
(CO2)発生器具
小型高圧二酸化炭素
(CO2)ボンベ
業務用二酸化炭素
(CO2)ボンベ
おすすめ度 × ×
初期コスト 非常に安価 非常に安価 高い 高い
ランニングコスト 非常に高い 安い 普通 安い
扱いやすさ 難しい 難しい 簡単 普通
1か月目安料金
(60cm水槽 1秒1滴)
約6,000円 約300円 約500円 約85円
メリット 安価で入手可能 材料が容易に手に入る ・デザイン的にもすっきりしている
・省スペース
・供給量の調整が容易
・自分の水槽に適したセッティングが可能
・自動供給が可能
・ラニングコストが圧倒的に安い
・供給量の調整が容易
・自分の水槽に適したセッティングが可能
・自動供給が可能
デメリット ・ランニングコスト高い
・二酸化炭素(CO2)の供給が手動
・供給量調整が難しい
・自動供給できない
・季節により供給量がまばらになる
・量の調節ができない
・見た目が汚い
・夜間とめることができない
・自動供給できない
・初期費用が高い ・初期費用が高い
・スペースがいる
   
 
 次に、拡散器具について記述します。拡散器具には大まかに分けて、「拡散筒を使った自然添加」、「エア・ストーンを使用した強制添加」、「二酸化炭素(CO2)ミキサーを利用した強制添加」の3つあります。

拡散筒を使用した自然添加:
 
筒状の容器を水中で伏せた状態で設置し、容器内に二酸化炭素(CO2)を満たして自然に水中に溶け込ませる方法です。この方法は非常に簡便ですが、2週間ほどするとかか拡散筒に空気が貯まってしまいます。そのため、時々空気抜きをしなければならず、手間がかかります。

エア・ストーンを使用した強制添加:
 特殊なエア・ストーンを使って小さな二酸化炭素(CO2)を直接水中に溶け込ませる方法です。メリットは小さな器具なのでレイアウトの邪魔をしません。空気抜きの作業も必要ありません。小型ボンベや業務用ボンベとの使用に適しています。デメリットは水面に到達した二酸化炭素は(CO2)は空気中へ逃げるので多少の二酸化炭素(CO2)が無駄になり効率が落ちることです。
 
二酸化炭素(CO2)ミキサーを利用した強制添加:
 二酸化炭素(CO2)ミキサーと呼ばれる装置と二酸化炭素(CO2)ボンベを耐圧チューブで接続します。これを外部フィルターと接続して外部フィルターの出水口から溶け込んだ二酸化炭素が供給されます。メリットは、拡散器を水槽内に設置する必要がないのでレイアウトの邪魔になりません。また、少量ずつ二酸化炭素(CO2)が安定的に溶け込み非常に効率のよい添加方法です。デメリットは外部フィルターと同などくらいの大きさがあるため設置スペースが必要です。また拡散器よりも高価な点です。

拡散筒 エア・ストーン 二酸化炭素(CO2)
ミキサー
おすすめ度 ×
初期コスト 非常に安価 普通 高い
二酸化炭素(CO2)
溶解度
すくない 普通 高い
扱いやすさ 難しい 簡単 簡単
メリット メリット ・安価で入手可能
・簡便
・省スペース
・供給量の調整が容易
・効率よく溶け込む
デメリット ・空気を抜く手間がいる
・二酸化炭素(CO2)ガスが逃げる ・初期費用が高い
・スペースがいる


耐圧チューブ:小型高圧二酸化炭素(CO2)ボンベや業務用二酸化炭素(CO2)ボンベなどの高圧ボンベを用いる場合には強い圧力に耐えられるように耐圧設計されたチューブを使います。二酸化炭素(CO2)の自動供給を行ったときに、電磁弁が閉じているときにボンベからかかる圧力にチューブが耐える必要があるからです。その他、圧がかからない場合はシリコチューブやビニールチューブで代替することもあります。

耐圧チューブの接続器具:二酸化炭素(CO2)の供給量を微量に調整するスピードコントローラーといったものや複数の水槽への二酸化炭素(CO2)を供給する分岐パーツなどがあります。

逆流防止弁:二酸化炭素(CO2)ボンベにチューブを水槽まで繋いだまま閉にしておくと、水槽内の水が電磁弁まで逆流します。この逆流を防止するための弁です。

エアチューブ:スピードコントローラーから先のチューブとして使用します。シリコン性の方が高価ですがチューブが硬くならず耐久性に優れています。

電磁弁:電源のオンで開き、オフで閉じます。耐圧チューブの接続部分がありますのでワンタッチでつけることが可能です。タイマーと併用することで二酸化炭素(CO2)の自動供給が可能です。

レギュレター:小型高圧ボンベ用と業務用二酸化炭素(CO2)ボンベに用いるレギュレターがあります。小型高圧ボンベ用は基本的に小型ボンベ用ですが、アダプターを使えば業務用二酸化炭素(CO2)ボンベへの使用も可能です。

バブルカウンター:二酸化炭素(CO2)の添加量を目視するための器具です。拡散器と一緒になっているタイプもあります。
 

3.自動添加のすすめ(コラム)
 水槽に二酸化炭素(CO2)を添加して水草を育てるとどのような種でも非常に美しく育ちます。しかしながら、毎日、自分で決まった時間に供給することは非常に手間がかかります。また、添加を行ったり行わないでいると、PH(水素イオン濃度)が常に変化して水草や生体によくありません。そこで、重宝されているのが電磁弁とタイマーを使用して可能になる自動供給システムです。このシステムを作るのに必要なものは、高圧ボンベ(小型でも業務用(減圧付タイプ)でも可)、レギュレター耐圧チューブ、タイマー、逆流防止弁、スピードコントローラー、拡散器などです。これらを使うことで、照明がついている間に電磁弁を開にして二酸化炭素(CO2)を水槽内に供給して水草の光合成を盛んにさせ、照明が消える時に電磁弁を閉にして二酸化炭素(CO2)の供給をやめます。このシステムにより、定期的に水槽内への二酸化炭素(CO2)の供給が可能になり、水草が非常に美しく育ちます。

※初心者用の二酸化炭素添加完全セット 大型ボンベ移行も可能
  『二酸化炭素(CO2)添加完全セット(小型ボンベ用)』
   
 
 水草の照明には蛍光灯、メタルハライドランプ、LEDなどがあります。
 水草の育成として総合的に考慮するとお勧めは蛍光灯タイプになります。
蛍光灯のメリットは光が全体的に均一に当たりやすく水草がきれいに育ちます。デメリットは発熱による水温上昇、水深が深くなるにつれて光量が低下することです。水草育成の蛍光灯には大きく分けて2種類あります。1つめは植物育成用蛍光管(PG-?)です。2つめは、高演色蛍光管(PG-?)です。植物育成用蛍光管(PG-?)の特徴は、植物の育成に最も適した光を発光するように作られていることです。光が赤みがかっているので、赤い色の水草や生体が美しく見えます。赤色の水草の育成効果も高いです。反対に緑色の水草はくすんで見えます。高演色蛍光管(PG-?)の特徴は、緑色の水草が非常に美しく見えますが、赤色の水草や生体は見劣りします。植物育成用蛍光管(PG-?)の3倍程度明るく、緑色の水草の育成に適しています。従って、水草水槽ではこれらの2種の蛍光灯を組み合わせて使われることが普通です。

 メタルハライドランプのメリットは高出力で150W程度のものあり、水槽が大きくなるほど蛍光灯よりランニングコストが安くなります。また水草育成に対して十分な光量が得られます。デメリットは均一に光が当たりにくいので、真ん中と端では水草の生長が異なること、発熱による水温上昇が大きいこと、器具や交換球の値段が高い点です。また、光量が強すぎて水草が巨大化したりすることもブリクサなどではあるようです。

 LEDは、メリットは球の交換がないこと、熱を持ちにくいこと、重量が軽い、器具がスリム、電気代が安いことです。デメリットは、比較的高価、照明の強さが弱く水草を育てるには向かないなどが考えられます。

水草の種類、水槽の深さ、育成者の目的により光量や照明時間は異なりますので、各水草の商品欄を参考にしてください。

   
 
・天然物
 大磯砂:
 本来は神奈川県の大磯海岸で採取された砂のことです。現在は砂の採取は禁止されているため、それと同様の海岸で採取された砂を大磯砂と称しています。ほとんどが輸入でフィリピン砂や南国砂というものもあります。メリットは半永久的に使用可能です。デメリットは、大磯砂は珊瑚や貝殻を含むため炭酸カルシウムが溶出し、水質がアルカリ性に傾きます。これをなくすためには、クエン酸や食酢を用いて酸処理を行います。酸処理を行った大磯砂は中性です。

 川砂:
 大磯とは違い河川の中下流域で採取されたどちらかと言えばきめの細かい砂です。メリットは半永久的に使用可能です。デメリットは大型水槽では粒子が小さいために砂が水圧で詰まり、お勧めではありません。また珪砂であることも多く水質をアルカリ性に傾けるために水草水槽ではあまり推奨できません。

 田砂:

 田んぼからの土で粘土質を除いた部分のものです。粒子が細かく非常に綺麗です。川砂に比べて比重の重いものがあり、砂が水槽内で舞うことも川砂に比べすぐれています。メリットは半永久的に使用可能です。デメリットは水質を川砂と同じように水質をアルカリ性に傾けるために水草水槽ではあまり推奨できませんがキューバパールグラスのような高硬度の水草には適しているようです。


 珊瑚砂:
 海の珊瑚砂を採取したものです。水槽に使用するとカルシウムが水に溶出して水がアルカリ性に傾いていきますので水草水槽には向きません。基本的に海水魚水槽に向いています。


・人工物
 ソイル:
 肥料分を含んだ泥を顆粒にしたような砂で、近年いくつかの種類が発売されています。メリットはpH(水素イオン濃度)を下げ、水質を弱酸性にしますので多くの水草に適した土(底砂)といえます。ソイル類には水草や魚に必要な栄養分をバランスよく蓄え、それをバランスよく放出してくれる作用もあります。デメリットは、使い捨てになりますので6か月ほどでリセットが必要になります。中性〜アルカリ性に向く水草にも向きません。

 セラミック:
 土を焼いたセラミック熱帯魚・水草用にセラミックサンドとして売られています。
 メリットは、バクテリアが着きやすく、その為水草水槽よりシュリンプ水槽などの水の浄化目的が多いです。デメリットは半永久ではなく、砂系向きの水草が粒同士の隙間が出来る為に発根し難い場合があります。またソイルの様に水草にとって良い肥料などがまったく入って無いので、肥料を追加する必要があります。

評価内容 砂系 ソイル系 セラミック
入手のしやすさ
耐久性 ×
砂の色のバリエーション × ×
難易度の高い水草も育てやすい
初期のセッティングが容易
水草が植えやすい
砂の中の掃除が容易 ×

※ぐんぐん水草が育つソイルはこれ! 『マスターソイル 1袋(8L)』
   
 
 水草の肥料には大きく分けて、液体タイプの液体肥料、固形タイプの固形肥料、底床添加肥料の3つがあります。

 液体肥料の特徴は即効性が高い点です。その分、使用方法を誤るとコケの大発生につながります。ポイントは水草の状態を見ながら、規定量の1/3〜1/2程度にとどめて添加することです。

 固形肥料は、根からの栄養分を多く吸収する水草、たとえばグロッソスティグマなどに用います。液体肥料と違い底に埋めて使用するタイプで毎日ではなく、1ヶ月に一度程度砂に埋め込みます。

 底床添加肥料は、水槽の底砂に敷く大磯やソイルに混ぜて使用し、根から水草へ栄養分を吸収させる緩効性(長期間にわたり少しずつ肥料分が溶出する)の肥料です。非常に水草の育成効果の高い肥料です。特に有効になるのは、水槽のリセット時に肥料分の少ない大磯やソイルを用いるときに有効です。逆に、肥料分の多いソイルなどに添加すると、水草の肥料分吸収速度が遅い場合にはコケの原因になり得るので避けた方が無難です。

   
 
 水槽の大きさ、水換えの頻度、飼育している魚や水草の数量・種類、ご予算により、適し
た濾過槽の大きさや方式は変わります。水槽の水をきれいに維持するのが濾過槽の役割ですから、どんな濾過槽でも水草や魚が元気に育っていれば問題ありません。水草には適している外部濾過をお勧めいたします。以下は、各濾過槽の説明です。

◇上面濾過
 水槽の上に濾過槽を乗せるタイプ。ポンプで汲み上げた水槽の水が濾過槽を抜け、濾過された水が水面に落ちるフィルターです。濾過バクテリアの繁殖が速く、濾過材の洗浄や交換を簡単に行えるのが特徴です。価格も比較的手頃なため、最もよく普及しています。ただし、水草に必要な二酸化炭素(CO2)を空気中に逃しやすく、さらに照明を置くスペースが限られてしまうので、水草飼育には適していません。水槽の水を吸う『ストレーナー』や水を汲み上げる『プロペラシャフト』にゴミが溜って水流が弱くなりやすいのでこまめなチェックが必要です。

◇水中フィルター
 水槽内のガラス面にキスゴムで固定する濾過槽。水中モーターにより、濾過材を通った水が水槽内に送られます。二酸化炭素(CO2)を空気中に逃さないという点では水草向きですが、濾過面積が少ないので、小まめな水換えが必要です。また、水中モーター自体がある程度熱を持つので、夏場の水温上昇には注意が必要です。

◇エアーリフト式底面濾過
 底砂の下に設置する濾過槽で、エアーポンプからの空気を利用し、砂利で濾過された水が水槽に送られます。二酸化炭素(CO2)を空気中に逃がすので、水草には適していません。
しかし、空気を水槽に直接送り込むため、濾過バクテリアの繁殖が速く、短期間の魚の飼育には適しています。同様に、輸入直後の弱った水草にも適しています。水流量が少なく、濾過作用が弱いので、小まめな水換えが必要になります。

◇水中モーター式底面濾過
 エアーリフト式と同じく底砂の下に設置する濾過槽ですが、水中モーターを使う点が違います。水中モーターが砂利で濾過した水を水槽内に送り込みます。二酸化炭素(CO2)が空気中に逃げることもなく、濾過面積も広い上、底のほうの水が循環しやすいので水草に適しています。ただし、他の濾過槽よりも砂利に汚泥がたまりやすく、小まめな底砂の掃除を必要とします。また、底面濾過槽の下の汚泥を取るためには、その上に敷いた砂利をどけなくてはなりません。したがって底面濾過槽の大きさは水槽底面積の半分以内にすることが長期維持のカギです。

◇外部濾過
 水槽の外側(側面や下部)に濾過槽を設置する濾過方式。ストレーナーによって吸い込まれた水槽内の水はホースを通って濾過槽まで運ばれ、濾過された水が再びモ−ターによってホースを通り水槽に送り込まれます。様々なアダプターを用いることで、水草水槽や魚中心の水槽、テラリウムなどにも対応できる濾過装置です。

◇オーバーフロー式集中濾過  
 モーターによって水槽に水が送られると、オーバーフローパイプから水が落ち、ドライ濾過槽で、大きなゴミを取り除く。その後、濾過槽に水が流れ、モーターによって水槽に送られる装置です。

  ※水草がぐんぐん育つ元気な栄養素はこれ!
  『カリウム液体栄養素(濃縮タイプ)』 『水草用固形栄養素 1袋(30g)』 



ピックアップ商品